製品安全 データ シート
製造者情報
会 社 名 国産化学株式会社
住 所 東京都中央区日本橋本町 3丁目1番3号
担当部門 企画開発部
電話番号 03-3241-1146 FAX番号 03-3246-1036
緊急連絡先 同上
整理番号 KM03470
作成:平成 5年 9月 1日
改定:平成 年 月 日
製品名(化学名・商品名 等)
硝酸カリウム
物質の特性
化学名 : 硝酸カリウム
(別名) 硝酸カリ
成分及び含有量 : 硝酸カリウム 98%以上
化学式又は構造式 : KNO3
官報公示整理番号(化審法,安衛法) 1-449
CAS No. 7757-79-1 国連番号及び 国連分類 1486
5.1(酸化性物質 P.G 3)
危険有害性の分類
分類の対称 : 酸化性物質
危険性 : 単品では安定であるが、有機物、イオウ等の混合は爆発の危険性がある。
有害性 : 大量(10~30g)飲用した場合、胃腸の炎症を起こす場合がある。
環境影響 :
応急処置
目に入った場合 : 直ちに清潔な流水で15分間以上洗い、速やかに医師の診断を受ける。
皮膚に付着した場合 : 石鹸などを用い、充分な水で15分間以上洗う。
吸入した場合 :
飲み込んだ場合 : 多量の水又は食塩水を飲ませて吐かせ、体内摂取量を少なくし、速やかに
医師の診断を受ける。
火災時の処置
消火方法 : 硝酸カリウムに関係した火災は、大量の水で冷却消化する。
酸化性物質なので窒息消化は不能です。
周辺火災の場合は、爆発の危険があるので、速やかに安全な場所に移動する。
消火剤 : 水
漏出時の処置
床面などにこぼれた場合は、直ちに掃き取り、廃棄物貯蔵用蓋付容器に収納する。
残りは多量の水で洗い流す。
取扱い及び
保管上の注意
取扱い : 皮膚に触れる恐れがある場合は、保護手袋、保護眼鏡及び防塵マスク等を着用する。
作業後は、水又は石鹸水で汚染部分を充分に洗い流す。
酸化性物質なので、有機物及び還元性物質と混合すると爆発の危険があり注意する
こと。加熱及び衝撃は、避けること。
衣服等に付着すると、加熱等で発火しやすくなるので、汚染した衣服等は、放置し
ないで充分に水洗いする。
保管 : 認可された危険物の屋内貯蔵所に保管し、施錠する。
有機物及び還元性物質を遠ざけ、直射日光や水漏れを避けて冷所に保管する。
開封後、残ったものは密封容器に入れて保管する。
暴露防止措置
管理濃度 :
許容濃度 日本産業衛生学会( 年度版)
ACGIH( 年度版)
設備対策 : 局所排気装置
保護具 呼吸用保護具 : 必要に応じ、防塵マスクを着用する。
保護眼鏡 : 必要に応じ、保護眼鏡を着用する。
保護手袋 : 必要に応じ、ゴム手袋を着用する。
保護衣 :
物理/化学的性質
外観等 無色の結晶又は結晶性粉末
沸点 ゜C 蒸気圧 Pa( ゜C) 揮発性
融点 333 ゜C 比重又は嵩比重 2.11 ( 10 ゜C) 初留点 ゜C
溶解度 水 19.4 % ( 20 ゜C) その他 % ( ゜C)
危険性情報
(安定性・反応性)
引火点 ゜C 発火点 ゜C
爆発限界 上限 % 下限 %
可燃性 :
発火性(自然発火性,水との反応性) :
自己反応性・爆発性 : 容易に爆発はおこさないが、酸化性が強く有機物の混入、加熱及び強
烈な衝撃等により爆発することがあり、火気厳禁。
粉塵爆発性 :
安定性・反応性 :
その他 : 乾燥状態では比較的腐食性は無いが、吸湿した場合及び水溶液では腐食性がある。
有害性情報
(人についての症
例,疫学的情報
を含む)
皮膚腐食性 :
刺激性 :
感作性 :
急性毒性(50%致死量等を含む) : LD50 0.1g/kg (静脈-ネコ)
LD50 3236mg/Kg (経口-ラット)
8,000 ~39,000mgで致死(人)
亜急性毒性 : 93~443ppmを含む井戸水を使用して中毒を起こした事例がある。
慢性毒性 :
がん原性 :
変異原性(微生物,染色体異常) :
生殖毒性 : 飲水中 5~30g(0.7 ~ 40g/kg/日)生殖障害確認(ネズミ)
催奇形性
その他(水と反応して有害なガスを発生する等を含む)
環境影響情報
分解性 :
蓄積性 :
魚毒性 : 魚類に対し162mg/lで致死。
その他 :
廃棄上の注意
焼却に際し有害ガス(NOx )が発生するので、燃焼排ガスの処理対策(洗浄処理等)を講ずるか
、焼却を専門業者に委託することが望ましい。
廃棄処理を外部へ委託する場合は、都道府県知事の許可をうけた産業廃棄物処理業者に委託する。
輸送上の注意
容器が破損しないように乱暴な取扱いを避け、高温にならないようにする。
適応法令
消防法 第二条危険物 第一類 第三種酸化性物質に該当(指定数量1,000kg )
労働安全衛生法 施行令別表1危険物(酸化性のもの)
水質汚濁防止法は、市町村によっては硝酸性窒素が規制対象となっている場合がある。
その他
参考文献
・11691 の化学商品 化学工業日報社
・新化学インデックス 化学工業日報社
・化学大辞典 共立出版
・危険物毒物処理取扱いマニュアル 海外技術資料研究所
・主要化学品毒物データ特別レポート 海外技術資料研究所
・THE MERCK INDEX ELEVENTH EDITION
・医薬品及び化学薬品による中毒 ピーター・クーパー 著
記載内容の問い合わせ先 :
国産化学㈱ 企画開発部
電話番号 03-3241-1146
Fax番号 03-3246-1036
注)※ MSDSは品質保証書,規格書ではありません。
記載内容は必ずしも十分ではないので注意して取り扱って下さい。